えんどーブログ

英語知識中学生以下でありながら留学を試み、世界一周の夢を持つ20代。留学や旅行、普段の日常のことも掲載する雑記ブログです。

脳動脈解離の看護

こんにちは!

今日は働いている中で脳動脈解離について疑問がありました。

例えば脳梗塞では発症から1週間が最も変化しやすいので神経症状の観察欠かせないです。ですが、脳動脈解離ではエビデンスがよく分からないため、なにを根拠にどこを注意してみていく必要があるのか明確にわかりません…。

そこで本、ネットで調べてみました(o_o)

 

脳動脈解離とは

解離は内膜が破れて、「内膜と中膜の間で起こる場合」と「中膜と外膜の間で起こる場合」があります。
前者は血管狭窄をきたし脳梗塞になります。また解離した部分についた血栓が流れていくことなどによって脳梗塞になります。脳梗塞では滅多に頭痛を伴いませんが、椎骨動脈解離の場合は後頚部痛・後頭部痛をきたします。
後者はコブのように膨らみ、解離性椎骨動脈瘤となり、外に破れてくも膜下出血になります。

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症状

解離性脳動脈瘤の経時的な病理学的な所見から、頭痛やめまいなどの症状が生じます。症状出現時が解離性脳動脈瘤の発症日となります。

 

治療

動脈瘤では開頭手術・血管内手術になりえますが、脳動脈解離の場合ほとんどが保存的療法となります。

解離部の画像所見は短期間のうちに変化しやすいため何度も検査を繰り返します。

急性期に解離部が完全閉塞しても3〜6か月の間に60〜80%の症例は再開通することがあります。また、この時期を過ぎると脳梗塞の再発、動脈解離の再発の危険性は少ないことも明らかとなっているので、特に発症から3〜6か月に限って抗血栓療法の継続による再発予防が推奨されています。

 

看護

ここで大事なのは「発症してから短時間の間で画像所見が変化することがある」ことだと思います。なので1週間は急変のリスクが高く、さらに1週間で画像所見が変わっているようでしたらさらにリスクが高いということです。

また高度の解離の場合頸部を動かすのもよろしくないため、カラーを付けることもときおりあります。

 

医師の記録では「血栓化している」という記録も多く見受けますが詳細はよくわかりません。恐らく偽腔内の血流が途絶えて血栓になるのだと思いますが、医師は悪いように捉えていました。これは分かり次第また追記します!