えんどーブログ

英語知識中学生以下でありながら留学を試み、世界一周の夢を持つ20代。留学や旅行、普段の日常のことも掲載する雑記ブログです。

看護師として3つの科で働いたこそ分かる科による特徴

こんにちは!

これから看護師になって働く方、転勤で新たに違う科で働こうと思っている方。

僕は今のところ3つの科を経験しましたので、その体験談をお伝えします。また、他の科につきましても友人から聞いた話をお伝えしたいと思います。

まず、僕が働いたことがある整形外科・総合診療科・脳神経外科の3つの科の特徴をお伝えします!

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整形外科

比較的元気な患者さんが多い科ですね!若い人も多いので半分くらいがほぼ自立している患者さんが多いのではないでしょうか!?ただ、努める病院によっては膝や股関節の手術に力を入れているところもありますので、そうなると高齢者の割合が多くなります。反対に腱板断裂などに力を入れている病院では40-60代の層が多くなりますね。

 

術後の管理も手術によっては全身麻酔を使ってますので全身状態はしっかり観察しますが急変は少なく、股関節の術後でも1日目で歩行訓練したりと回復が早いので看護している側も嬉しくなりますね!(術式によってはゆっくり時間をかけて離床を進める場合があります)また、病院によっては術後はICUで管理することもあります。

しかし、施設で転んでくる方は8割がた認知症を患っていますのでADLを守れなかったりなど手がかかってしまうこともありますが、今はどこの科でもほとんど認知症の患者さんはいますので差はないでしょう。

 

働いてみて感じたことは、どの患者さんでもだいたい同じようなことを観察しますので「勉強しなくても全然できるじゃん」と思ってしまうこともあります。ですが整形外科は勉強すると奥が深く、術式によって回復が早い人・時間がかかる人、手術のアプローチの仕方で禁忌が異なることなどさまざまなことが分かってきます。

 

術後の管理としてはおおまかに分ければ 創部の状態とVSの観察・疼痛が強ければ鎮痛剤を使う というものなので(ほんとは肺の音を聞いて呼吸器合併症がないかみたりもしますよ!?おおまかに分ければです!)他の外科に比べれば厳密な管理をしないような印象を受けますね。あまり清潔操作などする場面はないですが、たまーーーにCVを入れたり・直達けん引などで清潔操作をすることもあります。

 

 

総合診療科

 いってしまえば何でも屋さんですね(笑)僕がいた病院では心不全・肺炎・感染症(尿路感染・敗血症)・癌(ターミナル期)・CPA(心肺停止)・気胸・消化管出血・糖尿病などさまざまな分野の患者さんが入院してました。アメリカの総合診療科では盲腸の手術をするところもあるそうで本当に何でも屋さんですね!

 

だいたいは総合内科のような感じですが、胸腔ドレーンなど挿入している患者さんもいます。ただ、これは総合診療科に所属している医師が何を得意としているかによって左右されることもあります。僕がいた病院ではもともと呼吸器内科で働いていた先生が総合診療科に転勤してきたこともあり、胸膜癒着術など専門的な治療をすることもありました!

 

働いてみて感じたことは、こんなにたくさんの分野の疾患があれば専門的に学ぶのは難しく、広く浅く勉強していくことになります。メリットとしてはたくさんの科を経験できるので自分次第ではたくさんの知識を得ることができます。しかし、先輩にもこんなに広範囲な知識がある人は少ないので専門的な知識を学ぶのは難しいと思います。

たくさんの科に触れてみて今後自分は何科に就きたいのか考えたり、幅広い分野を学びたい方には適していますね!そしてターミナルの患者さんも多くいますので、死期が近づいている患者さんの看護をしたい!と思う方にもいいのではないでしょうか? 

 

 

脳神経外科

ここでは特に専門的な知識を要求されます。脳のどこの部位を障害されているかで出現する症状は全く異なります。

 

第一ステップとしては障害された部位によって現れる症状を把握しないことには始まりません!でなければ、「なんでそんな重要なところみてないの!?」となります。入院して最初に観察した人がみるところを見ていなかった場合、次に観察する人は状態が変わらないのか・悪くなってるのか分かりませんよね(´-`)

 

また脳梗塞の急性期であれば1週間は状態が悪くなりやすいなど、脳出血くも膜下出血にもそれぞれの時期による特徴があります。「今はこのリスクがあるからここは頻回に観察した方がいいな」とアセスメントするときもあれば「もうこのリスクは少ないから先生に確認して変更してもらう」とシビアに観察していた血圧の上限を変えてもらうなどたくさんのことをアセスメントして行動しなければなりません。

 

働いて感じたことはとても責任重大です。ちゃんと観察できてなくて患者さんの状態悪化を見逃してしまったら患者さんの今後の人生に大きく支障をきたしてしまうこともあり、最悪の場合生死に関わります。他の科以上に慎重になりますが、学べば学ぶほど奥が深いものなので何十年働いてる人でも分からないことは多々あります。何か目標があり脳神経外科の知識をつけたい!と思っている人は向いていると思います。

 

 

続いては看護師の友人から聞いた科の特徴をお伝えします。

 

精神科

 精神科でも超急性期・急性期などたくさんの時期に分かれますが、僕が聞いたのは亜急性期~回復期の看護師の話です。身の回りのことができるように支援していく・また退院しても社会生活に適応できるように支援することがメインとなってきます。ここでは患者との付き合いが長くなり、患者さんにとっても病院が居心地の良い場所になってきますので根気良い介入が必要ですね。暴れてしまう患者さんもいるので男性看護師が必ずいて、状態が悪ければ保護室にいれることもあります。

 

オペ室

 基本的に定時に帰れるそうです。最初は器具の準備や術式のことなど学ぶことはたくさんあります。総合病院では一年目は3か月クールで様々な科を周るところもあるみたいです。怖い先生では罵声を浴びせられることもあるみたいですが、慣れてしまえばだいたい把握できるようになるのでそこまで苦に感じることもないんだとか!

ただ土日休みであり、待機はつきものです。そして夜勤もないので稼ぎ時は待機しかないようです。。。

 

小児科

注射ひとつで泣き叫んでしまうことも多いので大変ですね。。。ですが、一番大変なのは患児より家族の対応だそうです。やはり大切な我が子ですから不信感を抱く家族も比較的多かったりするみたいですね。

 

 

同じ看護師でも科によって全く違うのがわかりましたね!自分が何科に向いてるかなんて最初はわからないと思うので、働いているうちにやりたいと思ったことができたら異動すればいいのではないですかね!?

以上で今日の記事は終わります!

 

 

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看護師を目指す方は避けられない!!2交代と3交代、どっちがいいの?

こんにちは!

これから看護師になる方の多くは夜勤をすると思います。夜勤では2交代制と3交代制があります。働く時間帯としてはだいたいは下記になります。(一部の病院では下記より30分長く働いたり、8:30~21:00まで働く長日勤という制度もあります)

 

2交代:8:30~17:00 日勤

            16:30~9:00 夜勤

3交代:0:30~9:00 深夜

          8:30~17:00 日勤

          16:30~1:00 準夜

 

どちらの働き方でも一長一短です。僕は2交代・3交代どちらとも経験がありますので、僕の体験談もまじえながらお伝えします。

 

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2交代・3交代のメリット・デメリット

 

2交代制

メリット

  • プライベートな時間が確保できる
  • 少ないスタッフでも勤務できる
  • 大体が2つのシフト(病院により早番・遅番もある)なので、身体のリズムを整えやすい

 デメリット

  • 拘束時間が長い(16時間半勤務で、内休憩1時間・仮眠2時間だが忙しさによっては少なくなる)
  • 集中力を維持しにくい
  • 疲れがとれにくく、身体的につらい

 

3交代制

メリット

  • 勤務時間が短い(準夜で忙しくても、もう少しで深夜にかわると思えば気が楽)
  • 集中して仕事できる

デメリット

  • 休みが少なく感じる(休みでも次の日深夜なら夜に起きて出勤する)
  • 病院への行き来が多い
  • 勤務の間隔が短いことがある
  • 睡眠時間が短い

 

 

現役看護師に聞く!2交代・3交代どっちがいい?

 

看護師で働いている多くの方に聞きつつ、僕の意見も述べます。

もともと2交代で働いてた人が3交代で働いた意見

・働く時間は短くて、「え?もう帰っていいの?」と感じる。

・休みの日でも次の日が深夜だと0時くらいには病院に向かうので、休みが休みじゃない。「なんでこんな時間に病院に向かってるんだろう」と何度も思う。

・病院に足を運ぶ回数が増えるので余計に働いてる気分。

 

 

もともと3交代で働いてた人が2交代で働いた意見

・働く時間が長すぎて「まだ帰れないの?」と疲労が大きい。

・夜勤明けで必ず休みがもらえて、かつ夜勤明けの2連休は3連休の気分。「こんなに休んでいいの!?」って思う。

 ・夜勤中、不穏や不眠の患者さん・介助が必要な頻尿の患者さんの対応も3交代なら頑張れる。

 

 

結局どっちがいいの?

 たくさんの現役看護師に聞いてみるとやっぱり

スタートがどっちか

によるという意見でした。

2交代がスタートだと3交代のデメリットが大きく感じるし、3交代がスタートだと2交代のデメリットを大きく感じるそうです。

 

僕自身も2交代スタートでしたが、3交代になってから生活の質がガクンと落ち・体内リズムが狂い不眠にもなってい最悪の状況になりました(笑)はやり3交代だとほかの人と予定が合わないことが多くなってしまうので自由が奪われてしまいますよね。。。

 

結局のところはスタートがどっちだったか・リズムに合わせられるかっていうところが重要なんだと思います!きっといつでも寝れるよう人は3交代があってるのかもしれませんね!

 

 

僕の体験を参考程度にして今後の病院選びを考えていただけたら嬉しいです!

ではまた!

 

yumeha-sekaiissyu.hatenablog.com

 

 

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高音が聞こえない。2000ヘルツ以上が聞こえない難聴でも看護師なれるの?

結論を言います。

なれます! というかなりました。

僕自身、4月で現役の看護師5年目になります。

 

 

こんばんは。

みなさん生きていたら、ひとつやふたつは闇を抱えているかと思います。

僕は幼いころに病気をしてとても作用の強い薬を使って治療をしてました。当時は1歳くらいなので記憶にないですが、小さいころの写真はすべてつるっぱげです(笑)

僕の病気は当時の治療では有効なものはなく、治験に賭けてみて完治しました。

治ったことは本当に喜ばしいことですが、いくつかの後遺症が残ってしまいました。

その中で一番支障をきたしていることが 高音が聞こえない ことです。

難聴の分類ではおそらく感音性難聴と呼ばれるものにあたると思います。

 

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感音性難聴の生活の支障

よく学校や職場でする聴力検査では2000ヘルツまでは聞こえるのですが4000ヘルツになるといくら音量をあげてもまったく聞こえません。高音だけ聞き取るのに支障があるのか?そうではありません。が同じに聞こえるが同じに聞こえるなど高音が聞こえないと聞き分けが難しくなります。

また遠くから話しかけられても内容がまったく聞こえてこないなどなど…ある程度日常生活でも支障はあります。小学生くらいのときはあんまり不自由に感じたことはなかったのですが、中学生になってから明らかに不自由に感じました。

また小さいころから聞き分けができない耳だったので、僕の発音にも問題がでてきてしまい「ひこうき」を「しこうき」としか言えない時期もありました。発音に関しては中学生にあがるころにはちゃんとできるようになってなんとか問題なく過ごせました。コソコソ話とか聞こえないし、聞き分けも文脈から判断して考えてみたり、聞こえてるふりをすることもよくありました(笑)あ!でも大事なことはちゃんと聞き返して聞いてましたよ!!

 

 

余談になりますが、僕は専門学校に進学する際、指定校推薦(推薦には条件があって、推薦で入れる代わりに田舎で3年働きなさいよ~というもの)で看護の専門学校に入学しました。しかし入学前に専門学校側から高音が聞こえないのに看護業務ができるのか?と疑問があがりました。

僕は補聴器をつければ高音をカバーできるということを証明しなければならず、急遽補聴器屋を駆け巡りましたが有効な補聴器はなかったのです。。。「このまま入学なしになるのか」と思っていたところ、入学前にすでに決まっていた就職先(指定校推薦のため自動的に就職先が決まっていました)の看護部長が来てくれて「ここまで聞こえてるなら問題ないって返答をもらったから大丈夫だよ!」と正式な書類を用意して持ってきてくれました!あの時はほんとに感謝です(;_;)

 

 

高音が聞こえなくて看護業務をこなせるのか?

はっきり言って働き始めるのはすごく怖かったです。一年目は田舎の病院の整形外科に努めました。いざ働いてみると、整形は元気な人も多くてなんら問題なく業務をすることができましたが当時一番こわかったのは電話ですね。どこの部署からかかってきてどんな要件を言われるのかちゃんと聞き取れるのか不安でしたが、慣れてしまえば大体同じような要件が多いので問題なかったですね!心配であれば先輩にどういった要件でかかってくることが多いのか聞いてみるのもいいのかな?

高音が聞こえなくても難なくこなせるじゃん!と思ってた1年経過したころに内科の部署に異動となりました。そして、一つの問題がありました。

 

それは ポンプのアラーム です。

 

整形外科ではあまり使われてなかったのでいままで気づかなかったのですが、点滴を設定された流量通りに落とすために使う輸液ポンプ・シリンジポンプというものがあります。このポンプの音はおそらく4000ヘルツ程度で僕の耳では全く聞こえませんでした。周りの一部のスタッフからも「ポンプの音聞こえないのに大丈夫なの?」みたいな心無い意見も間接的に聞きこえてきて、でも確かにこれではほかの人に負担がかかる。どうしよう・・・。もう一回補聴器屋さんにいってみるか。。。

最初に行った時から4年程度経過していたので最新の補聴器であれば高音を補えるものがあるのではないか?と考えました。

補聴器屋さんで事情を説明したところ高音を圧縮して低音の領域に移動させるシステムの補聴器があると紹介してもらいました。試しに使ってみたところ

高音が聞こえる!

いままで聞こえなかったものが聞こえている!これはポンプの音も聞こえるかもしれない!と思い一週間程度レンタルしました。いざポンプの音を聞いてみると「ちゃんと聞こえるやん!!!」今まで聞こえなかった音が聞こえるというのは、これまでにない喜びでしたね!もちろん、間接的に悪口言ってきたスタッフにも「補聴器買って聞こえるようになりましたよ!(笑顔)」って直接言ってやりました。

 

 

今僕が使用している補聴器はこのようなものです!

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小さい耳掛け型の補聴器で、耳周りに髪の毛があったらつけてるかどうかなんてわからないくらいですね。

 

実際に短い看護師歴ですが補聴器を使ってる人を3名ほど見たことがあります。どれくらいの聴力なのかはわかりませんが重度の難聴でなければ諦める必要もないのでは?と感じました。今は難聴用のステートとかも売ってますしね!

 

補聴器を使うのにはちょっと抵抗がありましたが、仕方なくつけてみることにしました。でもよく考えたら、目が悪い人が眼鏡をつけているわけで、補聴器をつけるのに臆することなんてないんですよね。

 

注意すること

MRI

磁場発生中に中に入れば一発で壊れます。だいたいは入る前にポケットの中に入ってるものなどすべて出すのでその時に外せば大丈夫かと。

②入浴介助

シャワーがかかって故障…のケースもありえなくはありません。できるなら外してしましょう。

 

上記のことががメインになります。しかし聞き取れないことも少なくはないので、周りのスタッフの理解も必要ではあると思います。耳の聞こえがよくないってことを職場の方に伝えるのはちょっと嫌でしたが科長に前もって伝えて、科長から周りのスタッフに周知してもらうことにしました。

そうして田舎の病院で過ごしてきましたが、去年都市部の脳神経外科の急性期に転勤しました。「さすがに脳外の急性期だから今よりずっと苦しむことがありそうだな」と思っていましたが、耳の聞こえのせいで大きな支障はなく問題なく業務を遂行することができています。

 

僕がちゃんと働いていることを立証していますので、ちょっと耳の聞こえが悪いからってためらうことはないと思います!この記事が誰かの気持ちを楽にできたら幸いです( *´艸`)

ではまた!