えんどーブログ

英語知識中学生以下でありながら留学を試み、世界一周の夢を持つ20代。留学や旅行、普段の日常のことも掲載する雑記ブログです。

クロストリジウム・ディフィシル菌について

今日は勉強会でちょこっと話題に出た話についてご紹介します。

 

みなさん、クロストリジウム・ディフィシル菌をご存知でしょうか?看護師であれば

CD

という略語で聞いたことがあるかもしれません。

この菌は非常に厄介であり、免疫力の低下しているおじいちゃん、おばあちゃんを大変苦しめることがあります…。(たしか65歳以上でかかったら10人に1人が亡くなっている統計がでているようです)

クロストリジウム・ディフィシル菌が原因で腸管が炎症を起こすことがあり、それを

偽膜性腸炎

といいます。

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症状

この腸炎は一般には抗菌薬を服用することで起こることが多いです。

一般的な症状としては、便が少し軟らかくなる程度から、血性の下痢や腹痛、発熱、脱水などあります。

 

検査

医師はクロストリジウム・ディフィシル腸炎の症状がみられる人の便を検査します(だいたい抗生剤を使ってて下痢が続いている人)。医療用語では

CDチェック

と言ったりもします!

 

治療

クロストリジウム・ディフィシル腸炎が軽度であれば、原因となっている抗菌薬の服用を中止して整腸剤の内服を開始します。
またバンコマイシンなどの抗菌薬が推奨されていますので切り替えたりもします!

 

対策

石鹸、流水での手洗い

スタンダードプリコーションの徹底

がメインとなります。

クロストリジウム・ディフィシル菌は

アルコール消毒が効果ない

のです…。なのでしっかり手洗いすることが基本となっています。

また看護師などのスタッフが媒介となり患者に感染させてしまうこともありますので、気をつける必要があります。

もしこれが明らかに病院側の過失で感染してアウトブレイクしてしまえば、病院としてだけではなく個人としても訴えられる可能性があります!!!